よくある質問

現場でのチェックはどうすれば?

それぞれのチェックポイントは以下の通り。
・一戸建てのチェックポイント下見には仲介業者が車で案内してくれますが、1~2回は交通機関を使って、自分の足で確かめましょう。周辺環境も同時に確認できます。現場に着いたら建物本体と敷地を見ましょう。どんな材料を使っているか、傷み具合は台所や浴室など水回りの土台、外壁を中心にチェックしましょう。間取りは家族のライフスタイルに合った生活ができそうか、手持ちの家具がうまくレイアウトできそうかを見ましょう。湯沸器や冷暖房などの設備は完備していて使えるか、交換の必要がないかなどもチェックしましょう。外回りでは、屋根瓦が整然と並んでいるか、雨漏りの不安はないか、雨どいは正しくつながっているか、敷地に増築のゆとりがあるか、道路は法規に適合しているかなどを点検しましょう。

・マンションのチェックポイント 基本的な目は一戸建てと同じですが、マンション特有の点検法としては管理がどうか、掃除は行き届いているか、落書きはないか、管理人は日勤か24時間常駐かなどです。設備では給水の水質、排水はスムーズか、換気、電気に不具合はないか、水回りの傷み具合はなどです。

・売却理由を調べる どうにもならない理由(欠陥、欠点)で売りに出ている中古物件も、なかにはあります。こうした物件をつかまないためにも、売却理由を調べるのは大事なことです。 一戸建て住宅は、道路が問題です。家を建てる敷地は、幅4メートル以上の道路に2メートル以上接していなければなりません。路地状の奥の敷地は、路地幅が一定以上にないと違反になります。意外に多いのが、この路地幅が足りないケースで、建て替えようにも許可が下りません。 隣人が変わり者で、付き合いに疲れての売り逃げという例もあるので注意しましょう。マンションでは、音と雨漏りを十分チェックしましょう。外観デザインやインテリアは申し分ないが、音が筒抜けになるという建物もあります。住んでみないと分からないので、先住者に聞き出す努力をしてみましょう。原因不明の雨もりもあります。どこから漏るのかわからないのでやっかいです。下見のときに天井や壁に雨漏りのシミがないかよく点検しましょう。また、管理人や他の住戸の人から聞くことも大事です。

・法規制も調べよう まず権利関係を調べましょう。通常は売主の所有ですが、そうでない物件もありますから、所有者は売却を承認しているのかなどもしっかり確認しましょう。ローンで購入した物件には抵当権が設定されていますが、その有無は登記簿謄本で分かります。抵当権は引き渡しまでに抹消することを文章で約束させておきましょう。ただ、あまり権利関係が複雑に入り組んでいる場合は、専門家に相談するか、あるいは敬遠したほうがよいかも知れません。 中古一戸建ては、数年後に建て替えるケースが多いようですが、違反建築だとそれができない、あるいは現在より小さい家しか建たないこともあります。特に道路付きは大事なので、道路事情は詳しく点検しておきましょう。 住宅公庫の中古住宅購入資金を利用すると、建築士が合法建築かどうかチェックしてくれます。公庫融資利用は、悪質な中古購入の予防にもなるというわけです。

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