いくら返せるかをチェックしよう!
資金計画を立てるに当たっては、まずいくら借りられるかを考えましょう。一般的には、年収の4倍~5倍位を借入れ可能額の目安にするとよいでしょう。つまり、年収600万円の人は2,400万円から3,000万円位になります。これにプラス自己資金で予算の大枠を決め、購入可能な住まいをイメージすることになります。もちろん借入れ可能額は、住宅金融公庫など公的機関から借りるもの、銀行など民間金融機関から借りるものの合計です。しかし、いくら返せるかをチェックしなければ資金計画は不十分です。返済能力は各自の事情で異なりますが、一般的には年収の最高30%以内に抑えると安心だといわれています。例えば、年収600万円の人なら180万円以内ということになります。もちろん、この中にはボーナス返済も含みます。ただ、昨今の経済状況を勘案すると25%とか20%、できればそれ以下の方が安心できるでしょう。ちなみに、平成12年度の住宅金融公庫の利用者調査では、返済負担率は18.4%でした。この位の返済計画なら将来的にも安心といえます。